ヴァイオリニストで、古典派・ロマン派の時代考証演奏法における世界的権威でもあるクライヴ・ブラウン博士が11月に初めて来日し、高松でベートーヴェンをテーマにしたワークショップを行います。楽器を問わず、すべての音楽家にとって有益な内容です。非常に貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください。
クライヴ・ブラウン博士 ワークショップ with 小倉貴久子(ピアノ)
〜21世紀に生きる我々はベートーヴェンの音楽にどう向き合うべきか〜
高松市文化芸術活動助成事業 / かがわ文化芸術祭2024参加公演
日時:2024年11月20日(水)13:00〜15:00
会場:レクザムホール(香川県県民ホール)第2リハーサル室
一般(全席自由)¥2,000
古典派・ロマン派の時代考証演奏法における世界的権威として、世界中を飛び回るクライヴ・ブラウン博士。オックスフォード大学から出版された著書『古典派およびロマン派の演奏実践』は、音楽家にとって必読の一冊として高く評価されています。クラシック音楽雑誌『音楽の友』でも1年以上にわたり連載されました。
現代のヴァイオリンとピアノでベートーヴェンを演奏する際、どのような点に留意すべきか、日本を代表するフォルテピアニスト、小倉貴久子氏と共に語り合い、学びを深める貴重な機会です。(通訳付き)
◎講師
クライヴ・ブラウン博士(ヴァイオリン) Clive Brown クライヴ・ブラウンは、1980年から1991年までオックスフォード大学音楽学部で、その後2015年に退職するまでリーズ大学で教鞭を執った。現在、リーズ大学の応用音楽学名誉教授であり、2017年にオーストリアに移住して以来、ウィーン国立音楽大学の客員教授として教えている。オックスフォード大学およびリーズ大学では、主に歴史的演奏実践を専門とする多数の博士課程学生の指導を行った。現在も、ウィーン国立音楽大学およびライデン大学で歴史的演奏の博士課程学生の指導を行い、ウィーンでは、器楽奏者および歌手向けに古典派およびロマン派の演奏実践も教える。
主な著作には、『ルイ・シュポーア:批評的伝記』(1984年、改訂ドイツ語版2009年)、『古典派およびロマン派の演奏実践 1750-1900』(1999年)、『メンデルスゾーンの肖像』(2003年)がある。また、歴史的演奏実践やその他のテーマに関する多数の論文も発表。『古典派およびロマン派の演奏実践』の改訂版第2版は、2023年現在、オックスフォード大学出版局から刊行準備中。
小倉貴久子(ピアノ) Kikuko Ogura 東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院を特別栄誉賞付き首席卒業。第3回日本モーツァルト音楽コンクールピアノ部門第1位。1993年ブルージュ国際古楽コンクールアンサンブル部門第1位、95年同コンクールフォルテピアノ部門で第1位と聴衆賞受賞。東京藝術大学古楽科非常勤講師を経て、現在東京音楽大学講師。
◎司会 柴田俊幸 (たかまつ国際古楽祭芸術監督)
主催:たかまつ国際古楽祭実行委員会
お問い合わせ:takamatsu.kogaku.2024★gmail.com (★を@に変えてください)